太陽光発電の要はソーラーパネルとパワーコンディショナー

太陽光発電の要はソーラーパネルとパワーコンディショナー
太陽光発電システムは様々な装置で構成されていますが、主要となる装置がソーラーパネルとパワーコンディショナーです。
ソーラーパネルは、太陽光エネルギーを電気エネルギーに変換する装置で、一般家庭では屋根に設置するのが一般的です。
シリコンなどの半導体でできており、光起電力効果と呼ばれる現象を利用して発電しています。
また、太陽光発電で生み出された電気は直流なので、そのままでは家庭用の電気として使うことはできません。
大半の電化製品は交流の電気で動くように設計されているので、太陽光発電で生み出された電気を家庭内で使うには直流から交流に変換する必要がありますが、この役割を担っているのがパワーコンディショナーです。
パワーコンディショナーは、単に電気を直流から交流に変換するだけでなく、可能な限り発電量が最も大きくなるように調整するMPPT(最大電力追従制御)、万が一太陽光発電システムにトラブルが発生した際に電化製品や電気系統を保護する系統連系保護機能といった機能も備わっています。
太陽光発電に必要不可欠な変換装置の役割とは?
太陽光発電システムは、雨や曇りの日でも発電量は下がるけれども家の中で利用する電化製品を動かせる、夏場などはエアコンを使う日が多いので電気代も節約できそうなどイメージを持つ人も多いのではないでしょうか。
ところで、太陽光発電はソーラーパネル以外にもパワーコンディショナーや接続箱などの設備が必要になることをご存じかと思われますが、パワーコンディショナーはDC/AC変換器と呼ぶ変換装置で接続箱はソーラーパネルから送電された電力をまとめるための欠かせない設備です。
屋根の上はそれほど広い空間ではないのですが、ソーラーパネルに繋がっているケーブルを長くし過ぎると電力消費になるので最短の長さで設置する必要があること、接続箱は各パネルからの電力を乾電池のように直列に接続してそれをパワーコンディショナーに送ります。
実は、太陽光発電は直流電源(DC)になるので変換装置でもあるパワーコンディショナーで交流電源(AC)に変換するといったからくりが存在しているのです。